お客様はこちらがやっていることをほとんど知らない

こんにちは、社長に寄り添う税理士の竹代です。

 

9月から小阪裕司先生が講師を務められているワクワク系セミナー(全4回)に参加しています。

このセミナーは一言で言うと売上アップの手法を学ぶセミナーです。

ではどうやって売上をアップさせるかというと、

「価値を伝えて」「お客さんに買いたいという気持ちを起こさせる」ことが肝になります。

 

昨日は第2回だったのですが、参加企業9社の事例発表がありました。

その発表を見ていて気付いたことは、

「お客様はこちらがやっていることをほとんど知らない」という事実です。

 

例えばある食品製造メーカーでは、小売店舗のほかに本社でもその商品を販売しているのですが

本社に買いに来る人はほとんどいなかったそうです。

そこで本社の前に、看板を置いてみたところ、通りがかった人が買ってくれたそうです。

その会社では20年以上本社でも商品を販売していたのですが、

近所の人はそのことを知らなかったのです。

 

またトラックなどの事業用車両の修理、改造を行っている会社の事例もありました。

その会社では、既存のお客様に修理と改造の両方を行っていることを

改めてお知らせしたそうです。

そうすると、これまで修理ばかり頼んでいたお客様が、改造もしてくれることを

初めて知ったと言われたそうです。

 

他にも会社側は当然知ってくれていると思っていることでも

改めてお客様にアピールすると、売上がアップしたという事例が数多く報告されていました。

 

その後の小阪先生の講義で聴いたことは

「売れない原因」のほとんどは

「売っていることを知らない」か「知っているが買いたくなっていない」のどちらかだそうです。

そして今回の事例発表であったように

そもそも「売っていることを知らない」ケースが非常に多いということです。

しかし売り手側は、往々にして「知ってもらっているが売れていない」と思いがちです。

 

お客様は売り手がやっていることをほとんど知りません。

そのことを再認識して、今さらと思うことでも

お客様にアピールしてみることが大事ですね。

それが「価値を伝える」ということです。