一切皆苦

姫路の税理士・司法書士の竹代です。

 

先日、顧問先の社長から、

youtubeでお坊さんが法話をアップしているから

興味があったら聴いてみたら?と教えていただきました。

 

無類のyoutube好きで、この世にyoutuberという言葉が

登場する前にすでにyoutuberと名乗っていたくらいですので

(youtubeをめっちゃ見る人という意味で使ってましたが(^^;))

早速検索してみたところ、

須磨寺というお寺の副住職で、

かなり若いイケメンのお坊さんでした。

 

かなりの本数がアップされており、

いくつか聴いてみたのですが、

とても分かりやすく話をされていて非常に面白かったです。

 

仏教って、なんだか難しいイメージがありましたが

ものの考え方や、どのように人に接するかなど

私の興味のある心理学に通ずる部分も多く、

若い方が聴いても十分理解できる内容だと思います。

 

その中で、印象に残った話に

一切皆苦」という教えがありました。

 

文字で書くと超ネガティブなので、一見すると、

「人生とはただただ苦しい修業である」みたいな意味か!?と

勘違いしてしまいそうですが、そうではありません。

 

これは

人生とは上手くいかないことが当たり前で、

もし上手くいっているのであればそのことに感謝をしなさい

という意味だそうです。

 

ともすると私たちは、日常生活のほとんどのことを

当たり前だと思い、感謝することが少なくなっていきます。

また上手くいかないことに深く悩み過ぎて

体調を崩したり、精神を病んだりすることも

あるかもしれません。

 

私自身も、体調を崩したりまではしませんが、

なかなかやりたいことが実現できずに、

軽く悩んだりすることがあります。(軽くかい!)

 

しかしこの「一切皆苦」という言葉を知っていれば

うまくいかなくて当然なんだから

そんなに悩まなくていいと、気分が楽になるように思います。

そして何不自由なく、普通に生活できることに

感謝もできるようになります。

 

私が勉強している心理学でも

「感謝を人に伝えること」の大切さについて学びます。

ただ現実にはどうでしょう?

感謝を伝えるどころか、感謝の気持ちも

そこまで感じずに生活していることが多くないでしょうか?

感謝することができない理由は、

人は今の状態を「当たり前」だと思うためです。

よって感謝をするためには、

当たり前のハードルを下げることが必要なのです。

 

と、私も書いていながら

普段の生活でそのことをつい忘れてしまいがちです。

時折「一切皆苦」を思い出しながら

目標に向かって頑張っていきたいと思います!