努力では変えられないもの

こんにちは、税理士の竹代です。

 

みなさんは人がいくら努力しても

変えられないものってあると思いますか?

そんなものたくさんあるよ!という声が

聞こえてきそうですが、

医学的には、人の性質や能力のうち、

努力で変えられないものは

たった2つしかないそうです。

 

実は昨日、メディアにもよく登場されている

心理学者の植木理恵先生の

講演に行ってきたのですが、

そこで聞いてきました。

 

植木先生によると、

人が後天的には変えられない気質は

①内向的か、外向的か

②情緒安定型か、情緒不安定型か

の2つだけだそうです。

 

ちなみに自分がどちらに該当するかは

次の質問を考えてみてください。

 

■内向的か外向的かを判断するテスト

なんだか会社の同僚がちょっと元気がない。

あなたはすぐに、どうかしたの?と

声をかけますか、

それともかけませんか?

 

・すぐに声をかける人→内向的

・ちょっと様子を見つつ、

    声かけのタイミングを見計らう人→外向的

 

めちゃくちゃ平たく言うと、

あまり空気を読まない人→内向的

割と空気を読む人→外向的

です。

 

ちなみに空気を読む方が

内向的に思うかもしれませんが、

空気を読むということは、

自分の外部に関心が向いているということで

学問的にはそれを外向的と言うそうです。

 

■情緒安定型か、情緒不安定型かを

判断するテスト

 

できるだけ今日中にやった方が良い仕事があります。

 

・徹夜してでもやりきる人→情緒不安定型

・眠くなったら明日しようと先延ばしする人

    →情緒安定型

 

この2つずつの組み合わせで

人間は4つのタイプに

分かれることになります。

①内向的かつ情緒安定・・・ディレクター型

②内向的かつ情緒不安定・・・エキセントリック型

③外交的かつ情緒安定・・・カーム型

④外交的かつ情緒不安定・・・ブラックリスト型

 

それぞれのタイプにより特性が違いますが、

①ディレクター型

みんなの意見を取りまとめるのが得意。

ただし自分が発案したことだけをやりたい。

 

②エキセントリック型

得意分野だけをやりたい。

バランスを考えなさいとか言われると

やる気がなくなる。

 

③カーム型

何事も大事にならないようにする。

安定志向。

 

④ブラックリスト型

冒険者。

同じことを繰り返すのが苦手。

 

どのタイプが良いとか悪いとかではなく、

重要なのは、組織やチームを作る上で

全てのタイプの人が揃っている方が

成果が出やすいということです。

リーダーの人は、

メンバーのタイプを改めて考えてみると

思わぬ成果が出せるかもしれません。

 

一方で個人レベルでは、

この気質を変えることはできないんだと

いい意味で諦めて、

その特性を生かすことに

集中した方が良さそうです。

 

また裏を返すと、

それ以外の性質や能力は

努力でいくらでも

変えられるということですから

まだまだ成長できそうな

気がしますね(^^)