価値は情報で生まれる
こんにちは、税理士の竹代です。
以前に、小阪裕司先生のセミナーに参加したという話を書きましたが
そのセミナーで学んだことに
「価値は情報で生まれる」というものがあります。
そのセミナーで分かりやすい事例を見せていただきました。
「エモーション・ド・テロワール」というフランス産の赤ワインがあります。
まず最初に、そのワインの写真と商品名、価格3,800円というスライドを
見せた上で、それを飲みたいと思う人に手を挙げてもらうと、
会場400人中、わずか2,3人くらいしか手が挙がりません。
次に、そのワインが4種類の葡萄を使用して作られているという情報を与えてみても
飲みたい人は5,6人に増えるだけです。
最後に「天才醸造家がフランス政府に逆らってまで創ったワインとは」という情報を
与えると飲みたい人が実に6割くらいまで増加します。
私はワインは飲めないのですが、それでも最後の情報を聞いたとき、
ちょっと飲んでみたいなと思いました。
ここで面白いのは、ワイン自体は何も変わっていないのに、与えられた情報によって
消費者が価値を感じたり、感じなかったりしているという点です。
つまり、商品の価値というのは、作り手がいくら良いものだと思っていても
それを伝えないと消費者には伝わらないということです。
みなさんの会社の商品の価値を余すことなく伝えられているか
見直してみるのもいいんじゃないでしょうか?