社員も採用に協力する「リファラル採用」とは
こんにちは、税理士の竹代です。
先日、鹿児島県の指宿温泉に行ってきました。
指宿温泉と言えば砂風呂が有名で、サザエさんもオープニングで
砂風呂に入っていますね(^^♪
さて、宿泊した旅館の従業員の方を見て驚いたのですが、
若い方がほとんど中国の方だったんですね。
今は多くの企業で人手不足と言われ、従業員を募集しても応募すらないというのは
良く聞きますが、鹿児島県の最南端ですから、より若者の採用難は深刻でしょう。
うちの近所の喫茶店も、非常に流行っていたのですが
先日従業員が足りないという理由で閉店していました。
ついに従業員不足で店を閉める時代が来たかと、衝撃でした。
さて、この採用難、企業はどう乗り越えたら良いのか。
そのヒントになる採用方法が先日テレビで紹介されていました。
それは「リファラル採用」というものです。
簡単に言うと、今いる従業員さんに知り合いを紹介してもらうというものです。
アメリカでは8割以上の企業がこのリファラル採用を取り入れているそうです。
番組内では「リフカム」というリファラル採用のクラウドサービス会社が
紹介されていました。
ではこのリファラル採用のメリットは何かというと
1.転職サイトに登録する前の潜在的転職希望者を見つけることができる。
2.自社の社員が採用活動に協力してくれるので、採用担当者の負担が減少する。
3.知人からの紹介のため、ネームバリューのない会社でも興味を持ってもらえる。
4.実際の社員(知人)の声を聞いてから入社するため、入社後のミスマッチが少ない。
5.紹介した社員も、知人が入社して頑張る姿を見てモチベーションがアップする。
というものが挙げられます。
ただし注意点もあって、この制度を導入しても社員がまったく紹介をしてくれないと
いうこともあるようです。
それは社員の方が「とても自分の会社を知人に薦めることはできない」と考える場合のようです。
そういう意味では、社員が他人に自社を紹介したくなるような会社づくりを目指す努力が
これからの経営者には求められるのかもしれません。